最新 地学事典 「洞爺テフラ」の解説
とうやテフラ
洞爺テフラ
Toya-tephra
洞爺カルデラから約11万年前に噴出した大容積のテフラで,水蒸気マグマ噴火による数ユニットの火砕流と降下火山灰,そして最後の大規模火砕流とその降下火山灰からなる。Toyaと略記。降下火山灰は北海道・東北地方のほぼ全域に分布し,対比・編年に重要な役割を果たす。角閃石含有輝石流紋岩質の軽石型火山ガラスを主とする。火山ガラスの屈折率が低いこと,ユーライト質の直方輝石を含むことなどのほか,主成分・微量成分にも特徴があり,同定に利用されている。参考文献:町田洋ほか(1987) 第四紀研究,26巻:129
執筆者:町田 洋・竹下 欣宏
参照項目:日本の広域テフラ分布
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

