三百落とした心持(読み)さんびゃくおとしたこころもち

精選版 日本国語大辞典 「三百落とした心持」の意味・読み・例文・類語

さんびゃく【三百】 落(お)とした=心持(こころもち)[=思(おも)い]

  1. 三〇〇文の銭を落としたときのような気持。それほど大事だとは思わなかったものでも、失ってみると後になって惜しいと思うような、何ともいえない気持を自嘲(じちょう)していう語。
    1. [初出の実例]「併し思へば美しい、惜しい女房を、ああ三百落した思ひがするわえ」(出典:歌舞伎・藤川船𦪌話(1826)中幕)

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