三益友(読み)サンエキユウ

デジタル大辞泉 「三益友」の意味・読み・例文・類語

さん‐えきゆう〔‐エキイウ〕【三益友】

《「論語」季氏から》有益な3種類の友達。すなわち、正直な友、まごころのある友、物知りの友。益者三友。⇔三損友

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精選版 日本国語大辞典 「三益友」の意味・読み・例文・類語

さん‐えきゆう‥エキイウ【三益友】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「論語‐季氏」の「益者三友、損者三友。友直、友諒、友多聞益矣。友便辟、友善柔、友便佞損矣」による語 ) 交際して利益となる三種類の友人。正直な友、誠実な友、多聞な友。三益。益者三友。⇔三損友
    1. [初出の実例]「聚雪窓中三益友、宣風坊北一尋辰」(出典:本朝麗藻(1010か)下・秋日会宣風房亭〈藤原有国〉)
  3. 風流なものとして、梅、竹、石の三つをいう。

三益友の補助注記

については「蘇軾‐文与可梅石竹賛」に「梅寒而秀、竹痩而寿、石醜而文、是為三益之友」と見える。

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