三花嶺弥勒三尊仏(読み)さんかれいみろくさんぞんぶつ(その他表記)Samhwa-ryǒng Mirǔk samjon-bul

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三花嶺弥勒三尊仏」の意味・わかりやすい解説

三花嶺弥勒三尊仏
さんかれいみろくさんぞんぶつ
Samhwa-ryǒng Mirǔk samjon-bul

韓国国立慶州博物館蔵の三国時代新羅の石仏。倚坐の如来像と両菩薩立像から成る三尊仏。元南山北峰 (三花嶺) の山頂付近の遺跡に安置されていたもので,『三国遺事』にみえる「生義寺石弥勒」にあたることからこの名がある。中国,六朝末期から隋代の彫刻様式を伝え,特に両脇侍菩薩は日本の白鳳仏 (→白鳳彫刻 ) に似て童顔である。

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