三藐院流(読み)サンミャクインリュウ

デジタル大辞泉 「三藐院流」の意味・読み・例文・類語

さんみゃくいん‐りゅう〔サンミヤクヰンリウ〕【三×藐院流】

近衛流このえりゅう

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精選版 日本国語大辞典 「三藐院流」の意味・読み・例文・類語

さんみゃくいん‐りゅう サンミャクヰンリウ【三藐院流】

〘名〙 (「三藐院」は近衛伊尹(このえのぶただ)法号) 近衛伊尹の開いた書道流派近衛流

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世界大百科事典(旧版)内の三藐院流の言及

【近衛信尹】より

…1601年左大臣に還任,05年関白,氏長者となる。能書家として知られ,後世,その書風を三藐院流と称して,本阿弥光悦,松花堂昭乗とともに寛永の三筆とたたえている。【橋本 政宣】。…

【書】より

…伏見宮尊朝法親王は青蓮院流でもとくに尊朝流と呼ぶ名筆で知られる。公卿では青蓮院流から近衛流を創始した近衛前久(さきひさ)があり,とくにその子近衛信尹(のぶただ)は強い筆線で大字の仮名に異色の書風を現出し,三藐院(さんみやくいん)流と称され,江戸初期の本阿弥光悦,松花堂昭乗とともに〈寛永の三筆〉と呼ばれる。その大字屛風は当時盛行した障壁画に伍して和様の書を迫力ある作品にしあげている。…

※「三藐院流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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