三郎右衛門町(読み)さぶろうえもんちよう

日本歴史地名大系 「三郎右衛門町」の解説

三郎右衛門町
さぶろうえもんちよう

[現在地名]東区かわら町四丁目

南鍋屋みなみなべや町の西に延びる両側町で、丼池どぶいけ筋より心斎橋しんさいばし筋少し西まで。明暦元年(一六五五)大坂三郷町絵図町名がみえる。大坂三郷北組に属し、元禄一三年(一七〇〇)三郷水帳寄帳では屋敷数二二・役数二六役で、うち年寄分一役が無役。年寄は樫屋市右衛門。前掲町絵図には南鍋屋町と当町の間から延びる「惣尻切町」が載る。延宝七年(一六七九)惣尻切そうしりきれ町の町尻と当町との入組が整理され、惣尻切町から四軒が当町に加えられた(安政三年「水帳」大阪市立中央図書館蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android