三重石(読み)みえせき

最新 地学事典 「三重石」の解説

みえせき
三重石

mieite-(Y)

化学組成Y4Ti(SiO4)2O[F,(OH)]6の鉱物。直方晶系,空間群Cmcm,格子定数a1.4979nm, b1.0548, c0.6964,単位格子中4分子含む。塊状で産する。ダイヤモンド光沢。劈開認めず,断口は不定形。硬度6。比重4.61。琥珀色,条痕白色。二軸性,屈折率α1.694,γ1.715。三重県菰野(こもの)町宗利谷の花崗岩ペグマタイトから産出。独立種から抹消された「yftisite」と同質ながら,その名を復活させず,模式産地にちなんだ名が新たに与えられた。Yと重希土を主体とするネソ珪酸塩。結晶構造解析により,TiとFの組が,Alと空孔の組と複同形置換していることが示された。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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