三釜養(読み)さんぷのよう

精選版 日本国語大辞典 「三釜養」の意味・読み・例文・類語

さんぷ‐の‐よう ‥ヤウ【三釜養】

連語〙 (「一釜」は中国で六斗四升、日本で四升(七・二リットル)のこと。「荘子寓言」の「曾子再任而心再化、曰、吾及親仕、三釜而心楽、後仕三千鍾不洎、吾心悲」による。曾子が、親の生きている間は貧しい給料でも孝養をつくすことができて楽しかったが、その後出世して三千鍾(三万釜)の高祿を得るようになった時は、親がこの世にいなくて孝養がつくせず悲しかったと言ったという故事から) 乏しい収入のなかで親に孝養をつくすことのたとえ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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