上吉田遺跡(読み)かみよしだいせき

日本歴史地名大系 「上吉田遺跡」の解説

上吉田遺跡
かみよしだいせき

[現在地名]会津若松市高野町柳川 吉田

阿賀川東岸に位置し、会津盆地平坦部の微高地上に立地する。平成二年(一九九〇)磐越自動車道建設に伴い発掘調査が実施され、掘立柱建物跡一一棟、土坑・溝跡・河川跡が検出された。河川跡から土師器須恵器が大量に出土し、六九二点の墨書土器の発見は県内最多で、墨書には「田」「真」「大」「足」等があり、そのなかでも「善」が最も多かった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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