上大之郷村(読み)かみおおのごうむら

日本歴史地名大系 「上大之郷村」の解説

上大之郷村
かみおおのごうむら

[現在地名]磐田市上大之郷・大泉町おおいずみちよう

上岡田かみおかだ村・下岡田村の東にあり、南は下大之郷村。山名やまな郡に属する。天正一七年(一五八九)九月三日には「於ほ之郷上村」の太右衛門・与太夫宛に徳川家七ヵ条定書(写、御庫本古文書纂)が出されている。近世初頭には下大之郷村と一村於保おほ郷と称され、寛永一〇年(一六三三)大之郷上組を上大之郷村、大之郷下組を下大之郷村に改め分村した。同年七月の分村に際し施餓鬼座の所属や座順について取決めた証文(下大之郷自治会蔵)に「今度上大之郷村・下大之郷村と相分り申候」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android