上大名下り乞食(読み)のぼりだいみょうくだりこじき

精選版 日本国語大辞典 「上大名下り乞食」の意味・読み・例文・類語

のぼり【上】 大名(だいみょう)(くだ)り乞食(こじき)

  1. 出発の時のはなやかさにくらべて、帰路のみすぼらしいこと。
    1. [初出の実例]「登り大名の下り乞食と申しまして、上方見物にでも参りませうと云ふには各々如何程(いくら)か蓄へて居ります」(出典落語・京阪見物(1894)〈三代目春風亭柳枝〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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