上河原田村(読み)かみかわらだむら

日本歴史地名大系 「上河原田村」の解説

上河原田村
かみかわらだむら

[現在地名]小山市生駒いこま

北は下初田しもはつだ村、巴波うずま川沿いに位置し、寒川さむかわ郡に属する。佐野道が東西に通り、同道の宿として生駒宿とよばれた。慶安郷帳には川原田村とみえ、田方六七七石余・畑方二八一石余。寛文一二年(一六七二)の御領内石高并村付帳(岸ウタ文書)に上河原田村とみえる。慶長年中(一五九六―一六一五)小山藩領、元和五年(一六一九)下総古河藩領。文化一二年(一八一五)の家数五三・人数二二四(「人別書上帳」岩下久彦文書)。天保(一八三〇―四四)頃の古河藩領村明細帳(茨城県潮田文書)によれば、高四九八石余、うち八九石余が新田、反別田三六町七反余・畑三〇町一反余、取米一四〇石余、取永二二貫余で、ほかに川役永五〇文・小物成永五貫七三六文・林永五九文・夫永三貫二一〇文・糠藁永、大豆六石四斗余を納入する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android