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上海協力機構への参加 しゃんはいきょうりょくきこうへのさんか

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知恵蔵2015の解説

上海協力機構への参加

中国やロシア中央アジア諸国が地域協力にアフガニスタン取り込みを狙った措置。上海協力機構(SCO)は、ソ連崩壊後の中央アジアなどの国境情勢を改善し、相互協力を強める狙いで1996年4月に上海で設立された。江沢民・中国国家主席が呼びかけてロシア、カザフスタンキルギスタジキスタンの首脳を集め、当初は「上海ファイブ」と呼ばれた。01年にウズベキスタンの加盟で「機構」となり、中央アジアの安全保障や経済の地域統合などを協議することを目的にしている。06年6月の首脳会議では、ゲストとしてアフガニスタンのカルザイ大統領が招かれた。アフガニスタンは過去、アルカイダなどイスラム過激派のテロ組織の潜伏場所になり、周辺諸国の治安情勢にも影響を与えていたが、テロ対策などの連携を狙ったものとみられる。同年の首脳会議ではパキスタンムシャラフ大統領、イランアフマディネジャド大統領もオブザーバー参加した。産油国も多いだけにエネルギー協力も含めた多彩な地域協力に同機構の求心力は強まりつつあるが、米国を牽制する要素もある。

(竹内幸史 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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