首脳(読み)シュノウ

精選版 日本国語大辞典 「首脳」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐のう‥ナウ【首脳・主脳】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 主なもの。主眼
    1. [初出の実例]「孟子之書、以仁義其首脳、七篇之中、無一字不自此二字紬繹出来者」(出典童子問(1707)上)
    2. 「小説の主脳(シュナウ)人情なり世態風俗これに次ぐ」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上)
  3. 集団や組織などで中心となる部分。また、そのような人。かしら。
    1. [初出の実例]「早くも手蔓(てづる)つたうて陸軍主脳(シュナウ)なる参謀本部の囲ひ内に」(出典:不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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