上際(読み)あがりぎわ

精選版 日本国語大辞典 「上際」の意味・読み・例文・類語

あがり‐ぎわ ‥ぎは【上際】

〘名〙
① 上がりはじめるとき。
※苦の世界(1918‐21)〈宇野浩二〉二「その中の一人があがりぎはに『〈略〉』と奥の方に声をかけた」
② 雨などがやみそうになるとき。
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一「歇(や)むだ様だと出す顔へ霽(アガリ)ぎわの白雨二条(ふたすぢ)三条

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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