上際(読み)あがりぎわ

精選版 日本国語大辞典 「上際」の意味・読み・例文・類語

あがり‐ぎわ‥ぎは【上際】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 上がりはじめるとき。
    1. [初出の実例]「その中の一人があがりぎはに『〈略〉』と奥の方に声をかけた」(出典:苦の世界(1918‐21)〈宇野浩二〉二)
  3. 雨などがやみそうになるとき。
    1. [初出の実例]「歇(や)むだ様だと出す顔へ霽(アガリ)ぎわの白雨二条(ふたすぢ)三条」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む