上鳥渡新田村(読み)かみとりわたしんでんむら

日本歴史地名大系 「上鳥渡新田村」の解説

上鳥渡新田村
かみとりわたしんでんむら

[現在地名]福島市上鳥渡

上鳥渡村の西方荒井あらい村との間に位置。近世以降鳥和田とりわた村により開発された地域と考えられ、寛文(一六六一―七三)頃までに同村が分村して成立した。古高新高帳に上鳥渡村の新田として高付され、米沢藩領時代の古高二二一石余、幕府検地による新高一六二石余。領主上名倉かみなぐら村と同じ変遷をたどり、安永三年(一七七四)幕府領となった。その後変わらず幕府領として幕末に至ったが、文政六年(一八二三)から同一二年までは会津藩預地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android