改訂新版 世界大百科事典 「下学邇言」の意味・わかりやすい解説 下学邇言 (かがくじげん) 水戸藩の学者会沢正志斎の著。1847年(弘化4)稿。7巻で,論道,論学,論政,論礼,論時の5項目から成る。道,学,政,礼,時など基本的な諸概念を中心に,正志斎の思想を体系的に漢文で論述したもの。政治論を主とした別著《新論》に対し,学問論としての意味をもち,両著は表裏の関係にあるといえる。全巻の刊行は92年で,その抄録は《日本経済大典》などに収載されている。執筆者:鈴木 暎一 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by