下小幡村(読み)しもこばたむら

日本歴史地名大系 「下小幡村」の解説

下小幡村
しもこばたむら

[現在地名]真壁町下小幡

加波かば山西麓にあり、北は上小幡村、南は長岡ながおか村。古くは南小幡みなみこばたと称し、寛喜元年(一二二九)七月一九日の将軍藤原頼経袖判下文(真壁文書)、文永六年(一二六九)二月一六日の沙弥敬念真壁時幹譲状(同文書)に南小幡郷とあり、真壁氏の支配下にあった。慶長一一年(一六〇六)浅野氏領、元和八年(一六二二)笠間藩領となり、「寛文朱印留」には下小幡村とある。安永八年(一七七九)の下小幡村差出帳(大関家文書)によれば、高五一五・八三四石、本高五〇八・〇九八石(慶安三年検地)、新開〇・七八二石(万治三年検地)、新開〇・六九五四石(寛文一三年検地)、反別は田二八町三反四畝九歩、畑二〇町六反三畝一八歩とあり、天明八年(一七八八)の村指出帳(長岡家文書)には家数三七・人別一四五(男七九・女六六)、馬一〇とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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