日本歴史地名大系 「上小幡村」の解説 上小幡村かみこばたむら 茨城県:真壁郡真壁町上小幡村[現在地名]真壁町上小幡加波(かば)山西麓に位置し、南は下小幡(しもこばた)村。古くは北小幡(きたこばた)と称した(杉山私記)。北小幡の名は寛喜元年(一二二九)の将軍藤原頼経袖判下文(真壁文書)に<資料は省略されています>とあり、真壁友幹がその子時幹に当地の地頭職を譲渡している。弘安大田文には「小幡四十二丁七段」とあり、正和元年(一三一二)七月二三日の関東下知状写(鹿島神宮文書)にも北小幡郷の名がある。慶長七年(一六〇二)真壁氏は佐竹氏に従って秋田に移り、同一一年浅野氏領、元和八年(一六二二)浅野氏笠間移封に伴い笠間藩領となり、「寛文朱印留」には上小幡村とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by