下崎村(読み)しもさきむら

日本歴史地名大系 「下崎村」の解説

下崎村
しもさきむら

[現在地名]行橋市下崎

長尾ながお村の南に位置し、西端にこう山があって大半が丘陵地。村の南西部は鳥居原とりいばるとよばれ、入覚にゆうがく村にあった妙見社鳥居馬場跡とする説(太宰管内志)、下崎八幡宮の鳥井の原の義とする説がある(京都郡誌)。正安二年(一三〇〇)一一月一日の善法寺尚清置文案(石清水文書/鎌倉遺文二七)に「畠原下崎庄」がみえ、この頃宇佐宮弥勒寺領として本家の山城石清水いわしみず八幡宮社務坊の善法寺家に相伝されていた。元和八年人畜改帳に村名がみえ、高六六二石余、家数二六・人数五九(うち百姓八・名子四)、牛四・馬一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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