下席(読み)シモセキ

デジタル大辞泉 「下席」の意味・読み・例文・類語

しも‐せき【下席】

寄席で、1か月の興行うち、21日から30日までの興行。→上席かみせき中席なかせき

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の下席の言及

【定席】より

…江戸,上方とも,1804年(文化1)ごろから創設された。現在は,上席(かみせき),中席(なかせき),下席(しもせき)と1ヵ月を三分しての10日間興行だが,大正初期までは,15日間ずつの興行だった。明治・大正時代の東京には240軒もあったが,昭和初期には114軒に落ちこみ,1990年現在では,東京で上野・鈴本演芸場,新宿・末広亭,池袋演芸場,浅草演芸ホールなど,上方で,なんばグランド花月など数軒にすぎなくなってしまった。…

【寄席】より

…やがてテレビが出現し,別の意味での寄席演芸に対する一般の関心は高まったが,ホール寄席や特殊な落語会が盛んになって,旧来の常打ちの寄席興行は衰退したままである。それでも一ヵ月を10日ずつに区切って,上席(かみせき)・中席(なかせき)・下席(しもせき)と呼ぶ興行は続いている。
[大阪の寄席]
 大坂の寄席は,江戸よりも早くできた。…

※「下席」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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