下手巧者(読み)へたごうしゃ

精選版 日本国語大辞典 「下手巧者」の意味・読み・例文・類語

へた‐ごうしゃ‥ガウシャ【下手巧者・下手功ゴウ者】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 下手ではあるが、どことなく熟練した手際が見えること。また、下手なくせに、うわべだけをうまく見せかけていること。また、そのさま。へたごう。
    1. [初出の実例]「いや初心にはあるべからず。下手功者のもののこせこせと聞にくきなりなむ」(出典:随筆・戴恩記(1644頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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