下手巧(読み)へたごう

精選版 日本国語大辞典 「下手巧」の意味・読み・例文・類語

へた‐ごう‥ガウ【下手巧・下手功ゴウ】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 「へたごうしゃ(下手巧者)」の略。
    1. [初出の実例]「給ひつる比食籠の柿つきはへたこう入し調味なりけり」(出典:策伝和尚送答控(1631‐35))

へた‐うま【下手巧】

  1. 〘 名詞 〙 俗に、一見、下手そうに見えるが、味わい深い作品をいう。
    1. [初出の実例]「いわゆるヘタウマ調(素人っぽいタッチで作られたウマイ作風)」(出典:日本カネ意識(1984)〈野田正彰〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android