下抜き(読み)したぬき

精選版 日本国語大辞典 「下抜き」の意味・読み・例文・類語

した‐ぬき【下抜・下貫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. カルタ賭博(とばく)で、カルタを切る時、よい札を人目に付かないように抜いてとり、その札で勝つこと。
    1. [初出の実例]「下ぬきにあいたるとは、人にだまされたるを申成」(出典:仮名草子・ぬれぼとけ(1671)中)
  3. 人を迷わしたり、ごまかしたりして、自分利益を得ること。
    1. [初出の実例]「たいせつに思ふちいんを、おそろしきしたぬき、のせ事にあはするは、あまりにむこき心ね也」(出典:評判記・吉原すずめ(1667)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

パソコンやサーバーに侵入して機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にし、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」から名付...

ランサムウエアの用語解説を読む