下津熊村(読み)しもつのくまむら

日本歴史地名大系 「下津熊村」の解説

下津熊村
しもつのくまむら

[現在地名]行橋市下津熊しもづくま西宮市にしみやいち五丁目

草野くさの村の南、長音寺ちようおんじ村の東に位置し、西は中津熊村。長峡ながお川が中央部を貫流し、井尻いじり川が東端を北流して村内で長峡川に合流する。中津熊・上津熊とともに中世津隈つのくま庄の遺称地。集落はもと字有門ありかどにあったが、文化三年(一八〇六)耕耘の利便を求め現在地に移転したという(京都郡誌)。元和八年人畜改帳に村名がみえ、高五六六石余、家数六五・人数一〇六(うち百姓一二・名子八)、牛一二・馬八。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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