精選版 日本国語大辞典 「有門」の意味・読み・例文・類語 う‐もん【有門】 〘 名詞 〙 仏語。自己の偏執によって、物事を観察、断定する妄想を治すために、宇宙の万象を有の一面から見て説く教門。倶舎(くしゃ)、唯識(ゆいしき)などをいう。⇔空門。[初出の実例]「唯識とも唯境とも、或は有門(ウモん)或は空門、定れる准(ゆい)なくして各一門を立て給へり」(出典:米沢本沙石集(1283)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例