耕耘(読み)コウウン

世界大百科事典 第2版の解説

こううん【耕耘 tillage】

作物の播種(はしゆ)・植付けの準備として,耕地土壌を掘り返して砕き膨軟にすること。耕地では作物の生育中に人間や機械に踏みつけられたり,雨に打たれたりすることから,土壌の表層部が固まってくる。したがって,次の作物の作付け前に耕耘を行うが,その目的には次の点があげられる。(1)土壌表層を軟らかくして通気性,通水性などの物理性を改善し,作物の根の生育に好適な環境を準備する。(2)土壌表面に残された前作の刈り株,雑草,堆肥などを土中に埋め込み,播種・移植作業の障害とならないようにするとともに,地表に落下している雑草種子を埋め込んで発芽を抑制し,除草効果をあげる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

こううん【耕耘】

( 名 ) スル
〔「耘」は草をとる意〕
田畑をたがやすこと。農作すること。 「新たに-したる地/月世界旅行

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

こう‐うん カウ‥【耕耘・耕

〘名〙 (「耘」は「くさぎる」で、草を刈ること) 田畑を耕して雑草を除去すること。たがやして作物を作ること。
※続日本紀‐霊亀元年(715)一〇月乙卯「富民之本、務従貨食。故男勤耕耘、女脩
※福翁百話(1897)〈福沢諭吉〉三七「耕耘(カウウン)を怠りて苗の成長を求むに異ならず」 〔管子‐八観〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

政党要件

公職選挙法などが規定する、政治団体が政党と認められるための条件。国会議員が5人以上所属するか、直近の総選挙、直近とその前の参院選挙のいずれかにおいて、全国で2パーセント以上の得票(選挙区か比例代表かい...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android