日本歴史地名大系 「下牛尾村」の解説 下牛尾村しもうしおむら 兵庫県:神崎郡市川町下牛尾村[現在地名]市川町下牛尾上瀬加(かみせか)村の北、岡部(おかべ)川流域の山間部に位置し、河内仙人(こうちせんにん)滝・不動(ふどう)の滝がある。神東(じんとう)郡に属し、北東は上牛尾村。中世は牛尾庄に含まれ、近世初期にも上牛尾村とともに牛尾村と称した。江戸時代を通じて姫路藩領であった。正保郷帳には上牛尾村のみがみえ、同村は当村をも含んだ。田方五一九石余・畑方一四八石余、「旱損所・はへ山有・新田有」と注記される。「寛文朱印留」には牛尾村とみえるが、貞享元年(一六八四)の本多忠国領知目録(本多家文書)には上牛尾村・下牛尾村がみえ、この間に分村した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by