市川町(読み)いちかわちよう

日本歴史地名大系 「市川町」の解説

市川町
いちかわちよう

面積:八二・七〇平方キロ

神崎郡のほぼ中央部に位置し、北は大河内おおかわち町・神崎町、東は多可たか八千代やちよ町、南は加西市・福崎ふくさき町、西は飾磨しかま夢前ゆめさき町と接する。町域中央部を市川が南流し、南端付近で支流岡部おかべ川・小畑おばた川が合流する。北東部の笠形かさがた(九三九・四メートル)の山麓付近は笠形山千かさがたやませんみね県立自然公園に含まれる。市川に沿うようにJR播但線・国道三一二号・播但連絡道路・県道長谷はせ―市川線などが縦断し、国道三一二号から西川辺にしかわなべで県道前之庄まえのしよう―市川線が、保喜ほきで主要地方道西脇―八千代―市川線が分岐する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「市川町」の意味・わかりやすい解説

市川〔町〕
いちかわ

兵庫県中南部,市川中流域にある町。 1955年川辺,瀬加,鶴居,甘地の4村が合体して町制。町名は川名にちなむ。町域中央部を市川が南流,これに並行して JR播但線,生野街道,播但連絡道路が通る。かつては生野銀山からの鉱産物輸送路にあたり,江戸時代,住民は銀輸送の荷役に駆り出された。第2次世界大戦後,銀山廃液が中央部を流れる市川に流れ込み問題となった。現在は姫路市の近郊農業地。北東部の笠形山南麓一帯は笠形山千ヶ峰県立自然公園に属する。面積 82.67km2人口 1万1231(2020)。

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