下花輪村
しもはなわむら
[現在地名]流山市下花輪
江戸川に沿って南に延びる舌状台地の南端部に位置する。西は江戸川に画され、南東部の谷津を境に三輪野山村。台地先端の琵琶山とよばれる地には中世の花輪城跡がある。琵琶山北西の江戸川沿いに対岸の武蔵国葛飾郡三輪野江村(現埼玉県吉川市)とを結ぶ羽口渡があった。いわゆる桐ヶ谷七ヵ村の一。古くは単に花輪村といい、寛永二年(一六二五)の旗本本多正貫の領知目録写には花輪村一四一石とみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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