日本歴史地名大系 「下都田村」の解説 下都田村しもみやこだむら 静岡県:浜松市旧敷知郡・引佐郡地区下都田村[現在地名]浜松市都田町(みやこだちよう)・新都田(しんみやこだ)一―五丁目三方原の北に位置し、南西流する都田川に沿う。都田川上流は上都田村。引佐郡に属する。「和名抄」に載る引佐郡京田(みやこた)郷の遺称地とされ、中世には上都田村を含めた一帯に都田御厨が成立していた。永禄一一年(一五六八)九月一四日の今川氏真判物(瀬戸文書)によれば、瀬戸方久に井伊谷(いいのや)の買得地のうち「下都田十郎兵衛半分永地也」などが安堵されている。翌一二年八月三日には徳川家康が方久に、元亀三年(一五七二)二月三日には瀬戸岩松に同様に安堵した(「徳川家康判物写」同文書など)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報