不定の雲(読み)フジョウノクモ

デジタル大辞泉 「不定の雲」の意味・読み・例文・類語

ふじょう‐の‐くも〔フヂヤウ‐〕【不定の雲】

心をくもらせる迷いを、月を覆い隠す雲にたとえていう語。
生死長夜の月の影、―覆へり」〈謡・隅田川

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精選版 日本国語大辞典 「不定の雲」の意味・読み・例文・類語

ふじょう【不定】 の 雲(くも)

  1. 心の迷いを、雲が月をおおい隠すことにたとえていう。心の雲。
    1. [初出の実例]「生死長夜の月の影、不定の雲おほへり」(出典:謡曲・隅田川(1432頃))

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