世を籠める(読み)よをこめる

精選版 日本国語大辞典 「世を籠める」の意味・読み・例文・類語

よ【世】 を 籠(こ)める

  1. 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。
    1. [初出の実例]「残り少なき齢ともだに今はと、そむきはべる時はいと物心細く覚え侍りしものを、世をこめたるさかりには」(出典:源氏物語(1001‐14頃)手習)

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