世間を張る(読み)せけんをはる

精選版 日本国語大辞典 「世間を張る」の意味・読み・例文・類語

せけん【世間】 を 張(は)

広くつきあったり、世間に対してみえをはったりする。
浮世草子世間胸算用(1692)一「世間をはって棟の高き内には、それほどの風があたって、北雨吹(しぶき)の壁に莚こもも成かたし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「世間を張る」の意味・読み・例文・類語

世間せけん・る

広く世間づきあいをする。また、世間体を気にして見えを張る。
「―・って棟の高き家には」〈浮・胸算用・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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