世間を張る(読み)セケンヲハル

デジタル大辞泉 「世間を張る」の意味・読み・例文・類語

世間せけん・る

広く世間づきあいをする。また、世間体を気にして見えを張る。
「―・って棟の高き家には」〈浮・胸算用・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「世間を張る」の意味・読み・例文・類語

せけん【世間】 を 張(は)

  1. 広くつきあったり、世間に対してみえをはったりする。
    1. [初出の実例]「世間をはって棟の高き内には、それほどの風があたって、北雨吹(しぶき)の壁に莚こもも成かたし」(出典浮世草子世間胸算用(1692)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android