中ノ沢村(読み)なかのさわむら

日本歴史地名大系 「中ノ沢村」の解説

中ノ沢村
なかのさわむら

[現在地名]西会津町奥川おくがわ高陽根かやね

山浦やまうら村の北東山田やまだ沢の最上流域に位置し、耶麻郡吉田組に属した。本村の東に端村松峯まつみね(松三年)がある。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録では中野沢とみえ、高二四四石余。寛文五年(一六六五)の「吉田組風土記」では高一五六石余(うち新田二〇石余)、免四ツ九分九厘余、反別は田方五町五反余・畑方一七町七反余、本村は家数二七(竈数二八)、男六一・女六一、馬一二、松三年は家数八(竈数一四)、男三五・女二九、馬八。大工一がおり、綿役金一分・同銀一匁六分二厘・山役銀八匁四厘・役漆木五四九本一分などを負担していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android