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新編会津風土記 しんぺんあいづふどき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

新編会津風土記
しんぺんあいづふどき

会津藩の地誌。 120巻。会津藩主保科正之が寛文年間 (1661~72) に山崎闇斎に命じて編修させた『会津風土記』を,子孫の藩主松平容衆 (かたひろ) が享和3 (1803) 年に増補改訂させたもの。文化6 (09) 年の藩主の序文がある。陸奥国会津郡,耶麻郡,大沼郡,河沼郡など南北会津地方や同安積郡,越後国蒲原郡,魚沼郡など会津藩領の地誌で,各組 (会津藩行政区画) の村々ごとに界域,山川,関梁,水利,神社,寺院,古跡,褒善など 16の部門に分れている。『大日本地誌大系』所収。

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百科事典マイペディアの解説

新編会津風土記【しんぺんあいづふどき】

会津藩領(預地も含む)に関する地誌。120巻。1803年に編集が始まり,藩主松平容衆(かたひろ)の1809年の序がある。寛文年間(1661年−1673年)に編纂された《会津風土記》を改訂増補したもので,界彊・山川・土産・神社・寺院・人物・旧家など16部門に分けて記述されるほか,現在失われてしまった多数の古文書も収める。
→関連項目芦ノ牧[温泉]六十里越(福島・新潟)

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世界大百科事典 第2版の解説

しんぺんあいづふどき【新編会津風土記】

預地も含めた会津藩域に関する地誌。編集は1803年(享和3)に始まり,藩主松平容衆の09年(文化6)の序がある。120巻。寛文年間に保科正之の命により撰ばれた《会津風土記》を改訂増補したもの。界域・山川・寺社・戸数等が記され,またその後失われた多くの古文書も収録されていて貴重である。《大日本地誌大系》《福島県史料集成》所収。【丸井 佳寿子】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

新編会津風土記
しんぺんあいづふどき

江戸時代の代表的な地誌。会津藩祖保科正之(ほしなまさゆき)の『会津風土記』を改訂増補したもの。1803年(享和3)から編纂(へんさん)が始められ、09年(文化6)に完成。全120巻。界域、山川、原野、土産、関梁(かんりょう)、水利、郡署、倉廩(そうりん)、神社、寺院などの16部門からなり、巻頭には藩主松平容衆(かたひろ)の序文がある。収録された古文書、金石文には現存しないものも多数あり、本書の学術的価値は高い。また会津領内の村方文書のなかには、「地志書上(かきあげ)帳」「御尋(おたずね)ニ付(つき)書上帳」などかなり現存している。『大日本地誌大系』『福島県史料集成』にも収録されている。[誉田 宏]

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