中大浦村(読み)なかおおうらむら

日本歴史地名大系 「中大浦村」の解説

中大浦村
なかおおうらむら

[現在地名]大山町中大浦

熊野くまの川右岸にあり、東は上大浦村、西は下大浦村。もと大浦保(村)の内で、元禄年中(一六八八―一七〇四)上・中・下の三村に分村したという。万治三年(一六六〇)以降富山藩領。享保六年(一七二一)の村付高改帳(島倉家文書)には上大浦村・下大浦村はみえるが、当村がみえない。寛政二年(一七九〇)の高物成品々手鏡では古高三〇〇石余(定免四ツ七歩)新田高なし、定小物成として山役銀一〇匁・鮎川役銀一匁・銀納林三千七〇〇歩がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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