中央サハラ諸語(読み)ちゅうおうサハラしょご(その他表記)Central Saharan languages

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中央サハラ諸語」の意味・わかりやすい解説

中央サハラ諸語
ちゅうおうサハラしょご
Central Saharan languages

ナイジェリア北部のボルヌ地方で話されるカヌリ語,サハラ中部のテダ語,さらに東のザガワ語とベルティ語から成る言語群。独立した1つの語族をなすとみる学者もあるが,J.グリーンバーグのようにサハラ語派と呼んでナイロ=サハラ語族に属するとみる学者もある。名詞の性がないこと,格による替変をすること,動詞に法や時制があり人称,数による替変をすることなどが特徴。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android