中字(読み)ちゅうのじ

精選版 日本国語大辞典 「中字」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐の‐じ【中字】

〘名〙 (「ちゅうっぱら(中腹)」の後半を略して「字」を添えた語) ちゅうっぱらの意をやや遠回しにいう。
洒落本・風俗通(1800)二「中の字にててくだの一まきをならべたてる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の中字の言及

【字】より

…この際の町村合併により,近世の藩政時代における村はおおむね大字となり,旧来の集落内の小区画の地区はだいたい小字区となり,その呼称は従前からの通称,俗称が存続して小字名となった。大字,小字は存在するが,中字は分類化されていない。しかし播磨などの若干の旧村には中字に相当するものがないではない。…

※「中字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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