デジタル大辞泉
「くだ」の意味・読み・例文・類語
くだ
[名・形動ナリ]《「くだくだしい」の略》くどいこと。煩わしいこと。また、そのさま。
「過ぎし青楼夜話に書きしごとく、言ふは―なれど」〈ひとりね・下〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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くだ
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「くだくだしい」の略 )
- ① くだくだしいこと。くどいこと。また、そのさまや、その事がら。また、転じて、よけいなこと。不必要なこと。
- [初出の実例]「にわ鳥をきつねにとらせんとひしめきかねつくやつめがくだては有ぞとうらみ」(出典:評判記・剥野老(1662)序)
- 「お江戸の吉原、一といふて二のなき事は、人々の知るところなれば、今更にいふがくだなり」(出典:滑稽本・風来六部集(1780)里のをだ巻評)
- ② 酒に酔ってくどくど不平などを言うこと。また、その不平。→くだを巻く。
- [初出の実例]「酔払って、おせい相手に毎晩の管を繰返してゐようと云ふ光景かね」(出典:蠢く者(1924)〈葛西善蔵〉)
くだの補助注記
「管」と同語源と見る説もある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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