日本歴史地名大系 「中寸里」の解説 中寸里なかむらのさと 静岡県:伊豆国賀茂郡・加茂郡中寸里古代郷里制下の色日(いろひ)郷の里。中寸はナカムラあるいはナカキと訓めるが、現南伊豆町下流(したる)字中村小路(なかむらこじ)を遺称地とするなら、当里は鯉名(こいな)里と大背(おおせ)里の中間にあたり、ナカムラと訓んだと思われる。 中寸里なかむらのさと 静岡県:遠江国敷智郡・敷知郡中寸里古代の里名。平城宮跡出土木簡(「平城宮木簡」三―二八九八)に「蛭田郷 中□(寸カ)里」とみえる。「寸」は「村」の略字。浜松市城山(しろやま)遺跡出土木簡に「中寸軽大知」とあるのも関連するか。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by