日本歴史地名大系 「敷智郡・敷知郡」の解説
敷智郡・敷知郡
ふちぐん・ふちぐん
- 静岡県:遠江国
- 敷智郡・敷知郡
〔古代〕
郡名は「和名抄」高山寺本が「敷知」と書き、東急本国郡部は「敷智」と書いて「淵」の訓を付す。郡域は三方原台地から浜名湖東岸に広がる地域に比定される。空海作と伝える遠江浜名淡海図(弘法大師全集)には、浜名湖の「震」(東)に「敷智邑」があると記される。なお「遠江国風土記伝」は「細江の水、淵と為る、故に敷智と号するか」と郡名の由来を説明している。浜名湖東岸には
「続日本紀」霊亀元年(七一五)五月二五日条によると、地震によって塞止められた
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報