中川 童二(読み)ナカガワ ドウジ

20世紀日本人名事典 「中川 童二」の解説

中川 童二
ナカガワ ドウジ

昭和期の小説家



生年
明治37(1904)年9月22日

没年
昭和61(1986)年8月9日

出生地
東京

本名
中川 光一

学歴〔年〕
新潟県立盲学校専攻科卒

主な受賞名〔年〕
点字毎日賞「こうろぎの子」,サンデー毎日大衆文芸賞(第48回)〔昭和30年〕「ど腐れ炎上記」,サンデー毎日大衆文芸賞(第53回)〔昭和33年〕「鮭と狐の村」

経歴
本郷洋画研究所に学んだのち商業美術を始め、中川造型図案社を経営。昭和20年失明。盲学校で点字を学んで文学を志し、長谷川伸に師事。代表作に「鮭と狐の村」(33年)、「杖と笛の記」(35年)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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