中村里(読み)なかむらのさと

日本歴史地名大系 「中村里」の解説

中村里
なかむらのさと

古代郷里制下の入間いるま郷の里。天平七年(七三五)九月の平城宮跡出土木簡(「平城宮木簡概報」二二―三〇頁)に「入間郷中村里」とみえる。現南伊豆町の入間いるま中木なかぎ付近に比定する説があるが、中村は中間に位置する里という意であれば、同じ入間郷の売良めら里・美良みら里の中間にあるわけではなく問題があろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android