入間郷(読み)いるまごう

日本歴史地名大系 「入間郷」の解説

入間郷
いるまごう

古代の郷名。天平七年(七三五)九月の平城京跡出土木簡(「平城宮木簡概報」二二―三〇頁)に「那賀郡入間郷」とみえる。入間の間をハシと訓んで、イハシとして射鷲いわし郷と同一とする説もあるが、現南伊豆町に入間の地名が残存するので、同町伊浜いはま子浦こうら妻良めら・入間・中木なかぎ付近に比定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 子浦 妻良

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android