中羽田村(読み)なかはねだむら

日本歴史地名大系 「中羽田村」の解説

中羽田村
なかはねだむら

[現在地名]八日市市中羽田町

下羽田村の南東にある。集落南部の水田には南東隣の上羽田村より連続する条里地割の遺構がみられ、村域南西は雪野ゆきの(竜王山)山系に限られる。集落はまばらな集村を形成し、ひがし組・北組・中組の村組があった。寛永石高帳に中羽田村とあり、高五五九石余、慶安二年書上では内訳は田五〇九石余・畑屋敷二七石余・永荒二二石余。寛永二年(一六二五)以降旗本石河領。主要用水源は羽田井。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android