中越浦(読み)なかごしうら

日本歴史地名大系 「中越浦」の解説

中越浦
なかごしうら

[現在地名]鶴見町中越浦

羽出はいで浦の南東、鶴見半島中央部の北岸に位置。寛永七年(一六三〇)の毛利高成小物成宥状(温故知新録)に中越浦とみえ、ふき浦など三ヵ浦とともに納めていた鹿皮三枚が免除された。元禄郷帳・天保郷帳では中浦なかうら村に含まれたと思われ、元禄見稲簿に中浦村の内に中越浦とみえ、無高。旧高旧領取調帳では高二一石余。享和三年(一八〇三)の郷村仮名付帳(佐伯藩政史料)では中浦村枝郷とし、地内に中津留なかつる島江しまえ猿鳴さんなきがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android