日本歴史地名大系 「中越浦」の解説 中越浦なかごしうら 大分県:南海部郡鶴見町中越浦[現在地名]鶴見町中越浦羽出(はいで)浦の南東、鶴見半島中央部の北岸に位置。寛永七年(一六三〇)の毛利高成小物成宥状(温故知新録)に中越浦とみえ、吹(ふき)浦など三ヵ浦とともに納めていた鹿皮三枚が免除された。元禄郷帳・天保郷帳では中浦(なかうら)村に含まれたと思われ、元禄見稲簿に中浦村の内に中越浦とみえ、無高。旧高旧領取調帳では高二一石余。享和三年(一八〇三)の郷村仮名付帳(佐伯藩政史料)では中浦村枝郷とし、地内に中津留(なかつる)・島江(しまえ)・猿鳴(さんなき)がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報