丸ずる(読み)がんずる

精選版 日本国語大辞典 「丸ずる」の意味・読み・例文・類語

がん‐・ずるグヮン‥【丸】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]ぐゎん・ず 〘 他動詞 サ行変 〙 まるめる。薬をまるめて丸薬にする。
    1. [初出の実例]「新を丸じたてたをきって、片片にして煎ずるぞ」(出典:玉塵抄(1563)一五)
    2. 「くすしの宿にて 気のくすり丸じてふらす霰かな〈貞徳〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android