丸出(読み)まるだし

精選版 日本国語大辞典 「丸出」の意味・読み・例文・類語

まる‐だし【丸出】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「まる」は接頭語 )
  2. 全部を出して示すこと。あけひろげにして隠すところのないこと。すべてをさらけ出すこと。むきだし。
    1. [初出の実例]「苟も我に是とする所のものあらば丸出しに之を述て隠すことなく」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉三)
    2. 「お国言葉丸出しで」(出典:黴(1911)〈徳田秋声〉四〇)
  3. 区別しにくいほどよく似ていること。
    1. [初出の実例]「イヨ霜げた木兎(みみづく)(マル)だしだ」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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