丸柱(読み)マルバシラ

精選版 日本国語大辞典 「丸柱」の意味・読み・例文・類語

まる‐ばしら【丸柱・円柱】

  1. 〘 名詞 〙 断面が円形をしている柱。えんちゅう。まろはしら。
    1. [初出の実例]「居所の事。大臣家には〈略〉車宿り有り。丸柱なるべし」(出典:海人藻芥(1420))

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世界大百科事典(旧版)内の丸柱の言及

【阿山[町]】より

…肉牛は伊賀肉として有名。町西部の丸柱地区は滋賀県信楽(しがらき)地方に隣接する窯業地で,伊賀焼を特産する。また桜峠には了源上人遭難の碑がある。…

【社寺建築構造】より

…これらの部材からなる骨組みを軸部と呼ぶ。には丸柱と角柱があり,主要な部分には丸柱を用い,向拝(ごはい∥こうはい)や裳階のような従属的部分に角柱を使う。丸柱は,中ほどにギリシア建築のエンタシスに似た胴張りのあるもの(飛鳥時代),上端を丸く細めたもの(奈良時代),上にいくにしたがい細くなるもの(大仏様),上下端を細めたもの(禅宗様)がある。…

※「丸柱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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